読書ノヲト/ 『しあわせ』
■この細胞はね 自分が役に立たないとわかって 自殺するんですよ
この本は『しあわせ』という題名の漫画です。
第1章から第4章まであり、それぞれの章に3つから4つの短い物語が格納されています。小説でいえば短編集のようなもの。
それぞれの物語の題名と、
僕が気になった<コトバ>を記します。
第1章 Apoptpsis
■2056
『そんなことに自分のアイデンティティをたくすなよ』
■くらげ
『このくらげは死ぬと「完全」に水に溶ける』
■Red Ribbon
『彼はこんな人なので私は比較的バランスのとれた人間になりました』
■アポトーシス
『この細胞はね 自分が役に立たないとわかって 自殺するんですよ』
第2章 手さぐりで歩く
■とかげ
『切り捨ててしまったのはしっぽじゃないのかもしれない』
■Happy Birthday
『小さいころはつらいことがあるとすぐ泣いた』
■NO SEX
『オレはそばにいてずっとうまくやっていけるほど想像力のある人間じゃない』
■幸せ
『私たちは仕事をしている時のほうがずっとスムーズだと思う』
第3章 Rules
■殺人計画
『相手の人生を十分理解するんだ』
■視線ごっこ
『みんなで目をつむって「何か」の視線を感じとる』
■四月の薬草
『こういうときも頭ン中に麻薬ができているんじゃなかったっけ』
第4章 浮かび上がる
■失恋
『それはブラックホールの誕生に似ている』
■けものみち
『でもみんなそんなもんだ みんなそんなもんだと・・・思う』
■反抗ヘンカンキ
『真空は実は巨大な力が均衡状態にあり 何かのきっかけでバランスを崩すと 巨大なエネルギーが発生する』
この本は『しあわせ』という題名の本なのだけど、
この本を読み終えても『しあわせ』なんかどこにも見えてこない。
それは自分で見つけるものでなければ意味がないのだということを、
この本はそっと僕に教えてくれた。
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